毎年レッスン内容は試行錯誤して、何がベストなのかを考えています。
ここ数年で確かになったのは、語彙力のベース作りです。週1回60分のその時のレッスンだけで、いくつかの単語を紹介しても、次に来たときはひとつも覚えていません。そうなると、身になるものはありませんから、英検を目標としている生徒は、試験ではほとんど勘に頼ることになります。英語保育を受けた小学生でも、英検準2級がせいぜいです。
今の中学1年生(Aちゃん、Mちゃん、Yちゃん)が小学4年生で教室にやって来たとき、ファウンデーションクラスから始め、小学校5年生でウィケッドクラスに上がってから、試験的に単語の導入を中心にし、宿題を強制にし、毎回テスト(1回につき32単語、32単語かたまりを3周)をしました。今もしています。
その結果、とくにわかりやすかったのはこれまで英語学習をそんなにした事がなく、英検を目標にしていたMちゃんで、5級から始め、1年ごとに級を上げ、中学入学前に3級までスムーズに合格できました。3級の二次面接試験は満点合格でした。
Yちゃんは英検受験には消極的ですが、英語学習は頑張っていて、年度末にどのくらいの力がついたか、英検の過去問で確かめています。中学入学前に4級をしました。5級にはない長文問題も良い成績でした。
Aちゃんはゆか先生の教室に来る前から英語の勉強をしていて、途中、中学受験勉強のためレッスンをおやすみしましたが、教室に来てから3級に合格しました。今はおやすみしていた間に忘れてしまっていそうな内容を復習しています。
この3人の結果もあり、アルク出版のキクタンシリーズでの単語学習は、全員継続していきます。
詳しい単語の学習方法は、また別記事で紹介します。
次にパワーアップしたいのは、英作文の力です。
これまで、「まぁ、英検に合格する程度の作文力があればいいよね」と考えていましたが、考える力を一緒に養いながら、少し上を目指した英作文を書く練習をしていきたいと思います。
英検を含め、国内向けの英作文であれば、テンプレートを記憶し、それに当てはめ書いていけば点数がもらえます。
しかしせっかく教室で勉強するなら、平均そこそこの作文ではなく、他で差がつくような作文を書けるようになりたいです。英語圏の大学に留学を希望しているばあいは、困らないでいいようにしておきたいです。
英作文に付随して、2点挑戦したいことがあります。
- 本を読んで考える
- タイピング練習(タッチタイピング・ブラインドタッチ)
英作文を書くには、知識がないと書けません。学校で学習したこと、家でご両親とお話ししたこと、テレビやYouTubeで見たことから知識が増えていくと思いますが、小学生中学生だとまだ多くを語るところまでには至っていないと思います。
そこで英作文のテーマに沿った本や記事を読み、「こう書かれているけど、自分はどう思うか」など一緒に考えた上で英作文を書き始めたいと思います。本や記事は英語に限らず日本語も取り入れたいです。読解力も養えると思います。
作文の下書きが終わって清書をするときに、キーボードで入力する練習をしたいです。同時に、正しい指でキーボードを見ずにタイピングをできるようにしたいです。英語は日本語と違って変換する必要がないので、高速入力ができるようになると楽しいと思います。
またこの他にも、単語や文法学習をするのと同時に、小学校と中学校で習う社会科の内容も取り入れて行きたいと思っています。これはまだ構想中ですが、単語の学習法と一緒に別記事でアップする予定です。
※学習内容はすべての生徒に等しく適用するものではなく、個々の生徒の学習進度や理解度に合わせて取り入れていきます。