前回の投稿でも書いたように、今回は4人の生徒たちが英検に臨みました。
そのうち2人の合否結果がわかりました。
まず、小学4年生のSくん。英検準2級に挑戦しました。
ここしばらくは他に用事があって受けていなかったので、久しぶりの受験で再挑戦です。
以前は問題の英文を読むことも嫌がっていました。これまで過去問を解かせて様子を見ていると、全く問題文を読まず選択肢から適当に選んでいました。これはSくんだけでなく、英語保育を受けてきた英語力が高い生徒に多く見られます。リスニング、スピーキングなどの会話力、コミュニケーション力には長けていますが、読むこと、単語の学習、文法の学習となると消極的になってしまいます。
今回の英検に向けて過去問を解いてみると、年齢も上がったからか問題文を読むのも、以前よりか抵抗なく読めるようになりました。そしてSくんの得意とする会話ですが、大問2の会話文で点数を取れることがわかりました。
次に点数が取れやすいのは、長文です。本人曰くメール文は苦手ですが、長文は読む力がつき、情報量が多い長文ほど前後の文脈で理解しやすいようです。
苦手は大問1の語彙問題です。まだ単語をノートに書いて勉強したり宿題するのは好きではありません。
英検本番も、この語彙問題に時間を取られてしまい、気が焦って会話文以降の問題を読まず解答してしまうようでした。
そこで今回は、会話文から解き始めるようにアドバイスしました。点数がきちんと取れるところで、時間を取らないともったいないですよね。
そして今日の午後、Sくんのお母さまからメール連絡が入りました。
結果は合格! リスニングは満点! そしてリーディングの大問2は全問正解で、そのあとの長文問題も12問中10問正解だったそうです。
次に中学2年生のNくん。英検3級に挑戦しました。初めての試みです。
中学生に入って、英語学習のモチベーションが落ちてしまった生徒です。小学生のうちは、「中学1年で3級、中学2年で準2級、中学3年で2級」と張り切っていたのですが、中学生になって英検3級を勧めると、嫌がって延期しました。
新型コロナの流行もあって、以降こちらからは受験を勧めませんでした。
中学2年生も終わってしまうので、今回受けるか、次回の1月に受けるか話を持ちかけ、今回3級を受けることになりました。
3級レベルの文法も単語も学習済みですが、どうも自信がなさげで、間違えることも嫌う傾向にあります。
やはり英語に限らず勉強やスキルなどは、実際にやってみて、たくさん間違えて、脳が学習して、記憶して、習得する経過が必要です。実際にやってみるところから回避してしまうと、力がつかなくなってしまいます。
過去問を解きながら、文法の復習、単語の学習、英作文の練習を続けてきました。
Nくんの英検申し込みは、こちらが代理でオンライン申し込みをしたので、夕方ネットでチェックしてみました。
結果は合格! リーディングは合格者平均超え、ライティングは合格者平均、リスニングは合格者平均に届かず。
最近は英語での会話練習も、英語で答えることをしないので、リスニング力に比例してしまいますね。普段の会話練習と、リスニング教材を使った強化をしていきたいと思います。二次面接にもリスニング力がないと、答えられませんからね。
他2人の結果はまだですが、こちらの2人は二次試験に向けて合格目指してレッスンしていきます。