今年度は中学1年生の生徒が多いです。小学4年生から始めていた生徒と、中学生になって始めた生徒といます。
英語保育を受けた生徒、私立小出身の生徒、公立小出身の生徒とバラバラですが、英語保育を受けてさらに小学校でも英語学習に力を入れた生徒であれば、公立小出身の生徒と差がありますが、中学生になった今見ると、私立小と公立小に大きな差はありません。公立小出身の生徒もまっさらな状態で意欲があれば中学1年で、英検準2級を受験するところまでたどり着きました。
小学生で始めても、中学生で始めても、いちばん大事なのが単語力。
当教室では、アルク出版のキクタンシリーズを採用していて、
赤色カバーから始まって、黄色、青と進みます。
赤は中学3年間の英単語で、英検だと3級までをカバーしています。黄色は高校〜大学初級の英単語で、英検だと3級から2級までをカバーしています。青は難関大の英単語で、英検だと2級くらいから準1級までをカバーしています。
英検にもよく出る単語が収録されていると思います。
赤は、1日16単語を勉強し、8週間で完了するように作られています。
黄色と青も同じく1日16単語で、10週間で完了するように作られています。
2ヶ月〜3ヶ月あれば覚えられるように構成されていますが、誰もその期間内に完璧には覚えられないと思います。受験間際で切羽詰まってやる気にみなぎっている人であれば、数ヶ月で覚え込めるかもしれません。しかし小中学生でそのような生徒はいません。
日頃英語を使わない生活の中で、英単語を覚えるには地道な学習が必要です。
この単語本の構成は無視して、品詞別(動詞→名詞→形容詞→副詞の順)で毎週宿題を出し、毎回のレッスンでテストをしています。
- 品詞別に英単語と日本語の意味のマッチングテスト
- 同じ品詞に戻って、英単語を見て日本語の意味を書くテスト
- 同じ品詞に戻って、日本語の意味を見て英単語を書くテスト
同じ単語を最低3回は学習しています。それでも時間が経つと、最初の頃に学習した単語は忘れてしまう単語も増えてきます。そこで忘れた頃にする別の形式のテストも用意しています。
小学6年生の終わり頃から中学1年生になって教室に来た生徒の中には、単語を覚えるのが苦手な生徒がいます。
1人は単語を読むには何の問題もなく、中学1年生で覚える単語くらいであれば、1人で読むことができます。
もう1人は文字と音の一致がまだできていないためか、読むのも苦手です。
2人ともフォニックスカードでフォニックスの学習をしているところですが、単語学習と同時にこのフォニックスの理解に力を入れていきたいと思います。