1年に1度はしたいと思っている朗読プロジェクトです。
今年は新美南吉さんの『手袋を買いに』を小学生と中学生の生徒で読みました。
きっとお母さんお父さん世代から、小学校の国語の教科書に掲載されていた物語だと思います。ゆか先生は国語の教科書でしたが、時代が変わるにつれ、道徳の教科書だったり、図書室の本だったりするようです。
この本は中学3年間で学ぶ英語の単語や表現、文法で書かれているので、読解練習をするのにも最適で、中学校の生徒にはぴったりの1冊です。
ここで朗読をした生徒を一人ひとり紹介していきます。
最初の3人は個別にブログ(公立小学校生徒たちの英語学習記録)があるので、そちらでも書く予定です。
小学6年生 a.k.a. Alice — 私立中学受験のため受験勉強に専念することになり、教室をお休みする前に急いで練習して録りました。急いだからというわけではありませんが、読み方も慌てたように聞こえるかもしれません。ゆっくり読んでいいよ、と促していたのですが、いつもゆか先生が読み聞かせするスピードに合わせようとしたようです。登場人物になり切って感情を込めました。短い期間での練習でしたが、英語のリズム、抑揚、強弱など上手に読めました。
ちなみにタイトルを読んでいるのはAliceです。
小学6年生 a.k.a. Zoe — ピアノを習っていてそこで歌もうたうので、声が明るいです。英語のリズムはもちろん、高低差にも自ら気づいて練習をしていました。ほとんど滑らかに朗読できていますが、後半の一部分で読みづらい単語(couldなど)もあり、少し途切れて聞こえるかもしれません。それでも一定の英語のリズムは崩していません。
小学6年生 a.k.a. Maddie — 緊張すると早口になるようです。子ぎつねとお母さんきつねが長く登場するので、声のトーンに気をつけました。子ぎつねの感情もよく込められています。”r” の発音と “th” の発音は今後も練習していきたいと思います。上の2人と同じく、リズム、抑揚、強弱、高低差も上手に朗読できています。
小学4年生 Sくん — 英語保育出身です。2回登場します。録音するとなると緊張してしまいます。子ぎつねは男の子なので、ちょうどいい声ですが、お母さんきつねの声もお母さんらしい感情を入れて読めました。名詞の複数形の-sを発音をし忘れがちです。最後の “Someone was singing.” が感情も間も取れて上手です。
小学5年生 Sくん — 英語保育出身です。英語のリズムはもちろんですが、間が完璧です。カンマやピリオドなど、間を空けるのが朗読の肝(きも)ですが、それがゆか先生が教える前にすでにできています。きっと聞いている人もすんなりと耳に入ってくるかと思います。
中学2年生 Nくん — 小学校も私立で、4年生の頃からゆか先生の教室に通っています。朗読は少しテレがあるようで、わざと声を作って読んでいます。英検の勉強や学校の英語学習法に時間を取られて、12月にバタバタと練習し録音しました。英語のリズムも強弱も上手にできています。”r” の発音のない単語で、どうしても巻き舌にしがちです。”th” の発音は注意して読めました。
中学1年生 Rちゃん — 英語保育出身です。担当したパートは、子ぎつね、母きつね、人間のお母さん、人間の女の子が登場するので、声のトーンに気をつけて読みました。感情もそれぞれの人物・キャラクターに合わせています。お母さんの子ぎつねを待つ不安な気持ちが伝わってきます。最後の自問自答するお母さんのセリフの間も、上手に取れています。
さて、では動画にしましたのでお聞きください。
あまりこういうのを作り慣れていないので、不備があるかもしれません。
iPhoneで録音したので、いろいろな雑音を拾っています。ある程度調節しましたが、扇風機の音とかドアの開け閉めの音とかカラスの鳴き声とか車の音が聞こえるかもしれません。
以上のように、当教室YUKA’s English Lessonでは、学習塾で学習するような内容だけでなく(学習法は全く違いますが)、英語での表現にも力を入れています。