前回は中学1年生の女の子たちばかりを書きましたので、今回は中学1年生の男の子2人のレッスン内容を書きたいと思います。
2人とも私立中学校に通っていますが、異なる中学校です。
Yくんは小学4年生頃から習いに来てくれていて、途中、中学受験でお休みしていた期間もありましたが、また英検受験に向けて教室に通ってきてくれています。
英語保育を受けていて、コロナ前には海外にもよく行かれていたので、リスニング力が強みです。
一方で苦手なのが、語彙や文法です。この2つが苦手だと、長文読解で苦しみます。
2021年度第1回で英検準2級を受験して、合格できましたが、長文問題ではほとんど点数が取れていませんでした。
英検2級に進むにあたっても、学校の英語や、将来の大学受験でも長文問題は落とせません。
そこで、英検の過去問の長文を使って、読解練習をしています。
1文を音読し、知らない単語などの意味を調べ、日本語訳をするようにしています。日本語訳は文章の理解ができているかを見るためなので、学校英語や受験英語で問われる英文和訳とは異なります。正式な英文和訳の授業は、高校であると思います。
ペースはゆっくり目ですが、コツコツと続けていきます。
Hくんは中学入学前の今年2月からレッスンを開始されました。
当初は単語を覚えるのが苦手かなと心配していて、お母さまも同様に心配されていましたが、中学に入って英語を書くことが習慣化されてくると、徐々に覚える力がついてきました。
先月の英検(2021年度第2回)で4級を受験し、合格しました。
4級の範囲になる文法理解が、まだ深くまで学習できていなかったので、引き続き『比較級』の学習をしています。
比較級は2つのものや2人の人を比べて、「こっちのほうが〇〇」「これはあれと同じくらい〇〇」という表現です。
キクタンでたくさんの形容詞を学習中なので、その単語を使って勉強しています。
動詞の三人称単数現在形や過去形、名詞の複数形と同じように、形容詞も語尾が変形したり、不規則に変化(goodとwellがbetterなど)したり、長い形容詞(popular, expensiveなど)は変形せずに単語の前にmoreを置くなど、頭がパンクしてしまいそうなくらいルールがあります。
最初に勉強するときには、ルールが多すぎて、できるようにならない感じがあるかもしれませんが、繰り返し学習をして理解を深めていきます。
東京の有名大学(早慶march)でも中学で学習する比較級の問題を入試問題に出したりして、結構答えられない受験生が多いです(当社比)。きっと他の受験生も同じで、それを大学側は把握して出題しているのだと思います。
中学で学習する文法をしっかり学習していきましょう!